中小企業診断士2次試験オンラインサロン:Re

2次試験用に自分をきたえる。

養成演習 Ⅱ-R5-2

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【問】 難易度 ★★☆☆☆ (ふつう) 

低学年から野球を始めた子どもは、成長やより良い用品への願望によって、ユニフォーム、バット、グラブ、スパイクといった野球用品を何度か買い替えることになるため、金銭的負担を減らしたいという保護者のニーズが存在する。
 B 社は、こうしたニーズにどのような販売方法で対応すべきか、プライシングの新しい流れを考慮して、100 字以内で助言せよ(ただし、割賦販売による取得は除く)。

 

解答するにあたっての本問の処理の方向性を検討せよ。

 

※目標処理時間 15分

 

 

 

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【解答例】

題意 販売方法の助言

レイヤー 事業ドメイン(だなどこ)

解答構成 B社は、~を活用した~を行い、~を得る。

与件文で探したい根拠 1)B社の現在の販売方法、2)低学年から野球を始めたこども(もしくは高学年の野球少年があれば対比で読み取る)、3)プライシングの新しい流れ、今までの流れ4)B社の経営資源(強み)・機会、5)B社の弱み・脅威

 

【解釈】

まず、この手の問題は解答の型を設定し、それに要素を当てはめていく方がよい。プライシングの新しい流れ。という制約があるので、経営学的なプライシング手法は検討したい。また、「販売方法」なので、直接販売、間接販売、通販、対面、スポット購買、定期購買という点も解答に含めるかどうかという点についても想定したい。

 

A)価格の面であれば、ラインプライシング、もしくは前払い制の年間契約という昨今のトレンドは加味したい(※サブスク、前払いは販売方法。価格政策ではない)。

 

B)そして、与件を読み取った上での判断だが、B2CからB2Bの流れへの転換も検討テーブルに残したい。個人客ではなく、チームとの年間契約、一括支払いによる団体割引も効く。

 

例えば、もう団体での取引をしている場合は、Bの線は弱い。その場合はAを中心に解答を組み立てる。Bを遮ることがなければ、AとBの施策を盛り込む。

 

また、期待効果には機会をつかむ、という要素は入れづらい。設問にニーズと書かれているので、得点要素になるかは不透明。

ただ、ふぞろい勢はすなおにニーズがあるから。と書きそうなので、字数が余れば。

 

ただ、大筋としては与件に埋まっている弱み、脅威、もしくは社会的な課題。

 

他の設問の制約に、「長期的」、「女子チーム」、「販促系」が存在。では、「短期的」効果、「男子」も対象、「製品」などの与件の記述があれば解答要素になる可能性があるためチェックしておく。

 

解答骨子

B社は、~を活かした〇、~を活かした〇を実施し、▲を得る。これにより×することで◆を達成する(恐らく、既存客の離反を抑制するという収まり方をするのではないか)。

 

という解釈をしたい(筆者は与件をまだ見てない)