【問】 難易度 ★★☆☆☆ (ふつう)(配点:20点)
C 社社長は、納期遅延対策として社内の IT 化を考えている。C 社の IT 活用について、中小企業診断士としてどのように助言するか、以下のキーワードを参考に、120 字以内で述べよ。
【キーワード】
工程・工数を標準化
生産計画、進捗状況、仕様、納期等の情報
DBで一元管理
統制を強化
CADデータの共有化
業務効率化
製販をネットワークで繋ぐ
情報共有
打合せ時間やリードタイム短縮
※目標処理時間 15分
【解答例】
C社は、工程・工数を標準化した上で、生産計画、進捗状況、仕様、納期等の情報をDBで一元管理し、統制を強化する。CADデータの共有化を進め、業務効率化を図る。製販をネットワークで繋ぎ、情報共有を促す。以て打合せ時間や、リードタイム短縮を図る。
【問題解釈用フォーマット】
題意 C 社のIT 活用についての助言
レイヤー 情報活用・生産管理
解答構成 C社は、~を行い、~を得る。
与件文で探したい根拠 1)C社のIT活用の現状、2)納期遅延の実態・原因の特定、3)C社の情報管理体制
【採点基準】(配点20点)
工程・工数を標準化 2点
生産計画、進捗状況、仕様、納期等の情報 2点
DBで一元管理 2点
(生産)統制を強化する 3点
CADデータの共有化 2点
業務効率化 2点
製販をネットワークで繋ぐ 2点
情報共有 2点
打合せ時間やリードタイム短縮する 3点
【セオリー】
R2年度に製販の情報共有の促進、情報共有体制の整備の論点が出題された。
本年の本試験で出題される可能性は低いと考えられるが、情報系の問題はパターン化・得点源化しやすいため、一度は処理しておく必要がある。
結論を述べると、情報系の問題は、解答の型が全てである。
与件の根拠を拾いさえできれば、自動的に処理できるようになるため、ぜひ押さえておいていただきたい。
C社は、〇〇等の受注情報、△△等の生産情報をDBで一元管理する。
製販でリアルタイムで情報共有し、C社の課題解決する。